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常連になりたくなる まちの愛され店舗探訪

巣ごもり需要で賑わう国内有数のボードゲーム専門店

すごろくや高円寺店

2006年に開店したボードゲーム専門店「すごろくや高円寺店」。コロナ下においても巣ごもり需要で店内が賑わう。様々な感染症対策を施して顧客との関係を維持するその今を追う。

コロナ下でも訪問客が絶えず、レジ前には列が出来る。


ボードゲーム専門店「すごろくや高円寺店」はJR高円寺駅北口から徒歩2〜3分のビル2階にある。

2006年に創業した、国内最大級の専門店。ボードゲームの盛んなドイツ産のアイテムなど国内外の名作700種以上を取り扱う。

外出自粛などで制約を受けるなか、ボードゲームは室内で世代を超えて楽しめることから人気を集めている。同店は来店客数が以前に比べ減った一方で購入率は上がった。コロナ禍以前は来店客の5割強程度が購入していたが、6割から7割程度に伸びたという。店舗は同店に加えて神保町にもある。「20年の店舗及び通販も含めた全社売上は、昨年対比で150%程度に達する模様です」とスタッフの尾崎翠晴氏は語る。

平日昼間の取材中でも、カップルや数人で訪れる学生など客が途切れない。緊急事態宣言を受け、通常休日の水曜に加え火曜も休み、開店時間も3時間減らして13時から19時まで。「空いた時間を活かし、スタッフに向けては、お客さまから遊ぶ人数などをヒアリングして、具体的なゲームを勧める方法の研修に力を入れています」と尾崎氏。

商品紹介用の試し遊びができるようにと設置していた「試遊テーブル」は廃止した。代わりに、飛沫感染防止用ボードを間に置く「接客カウンター」を設け、スタッフが客のニーズを聞き出したりゲームの解説をする。滞在30分以内との大きな告知も掲出している。20年に...

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