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「買う」5秒前2

生ジョッキ缶にハマってるワタシ

草場 滋

生ジョッキ缶は、缶の上面が全開になり、自然にきめ細かい泡が発生する。あとは、お店で飲むように泡越しにゴクゴク。グラスに注ぐひと手間を省略できて、美味しい上にラク。

イラスト/高田真弓

広告の父、デイヴィッド・オグルヴィはかつてこう言った。「ある製品の販売を増大させるベストの方法は、その製品を改良することだ」。

そう、いくら画期的な広告のアイデアを駆使したり、新たな販路を開拓したところで─商品自体の“改良”に勝る販売促進の手段はない、と。確かにSNS時代の今、魅力的な商品ならば、ユーザー側が勝手に宣伝してくれる。

先の4月、ある新商品が売れすぎて、商品供給が追い付かず、販売休止に追い込まれたことが話題になった。「アサヒスーパードライ 生ジョッキ缶」である。まず、コンビニエンスストアで先行販売したところ、売れすぎて2日で出荷停止に。その後、改めて一般販売が開始されるも、これまた翌日には販売休止に。アサヒビールは、改めて6月中旬に数量限定で再発売するという。

なぜ、これほど売れたのか?先のオグルヴィの言葉の通り、商品が魅力的だったと言うしかない。通常、ビールをはじめとする缶飲料の...

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