
イラスト:高田真弓
「富士山消しゴム」は使うこと自体が目的化した商品。消すのが楽しい。現れた富士山はオリジナリティに富み、インスタ映えしそうだ。
先日、総合文具メーカーのプラスから一風変わった消しゴムが発売された。その名も「エアイン富士山消しゴム」。使い込むうちに、自然と富士山が現れるという。
プラスの消しゴムと言えば、ロングセラー商品の「エアイン」が有名である。ウリは“いつもカドで消す感触”──。確かに、カドを紙に当て、軽い力で綺麗に消せる消しゴムは使い勝手がいい。プラスが上手いのは、そんなユーザーの何気ない行動に着目し、そのコピーをパッケージに入れたこと。これにより、僕らは「カドで消す」=「エアイン」と自然と連想できるようになった …
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