ここでしか食べられないピノフォンデュをメニューにしたカフェに行列ができた。丸いソファは「ピノ」型。
来年、発売40周年を迎える森永乳業の一口サイズのアイス「ピノ」。認知度は非常に高いものの、ヘビーユーザーは50~60代となり、若年層のマインドシェアをいかに高めるかが課題となっている。そんな中、自分オリジナルのピノが味わえる期間限定カフェに、10~20代の若年層が集まり行列をつくった。ブランドの若返りに寄与したこのカフェは、東急プラザ 表参道原宿の3階に森永乳業が7月3日から開いた「pinofondue café chocolate & marshmallow(ピノフォンデュカフェ チョコレート&マシュマロ)」。ピノ玉6粒に、チョコレートソースやマシュマロクリーム、カラフルチョコチップなどのトッピングをつけ、デコレーションが楽しめる「ピノフォンデュ」を1食350円(税込)で提供した。
実際に試してみると、チョコレートソースがアイスについた瞬間に固まり、簡単に見栄えの良いものがつくれる。周囲を見渡すと多くの来店客がスマートフォンでの撮影を楽しんでいた。カフェの告知はパブリシティと自社メディアのみで、SNSでの情報拡散を重視。フォトジェニックなメニューや、撮影スポットを多数設けた空間デザインにもこだわり、情報拡散を促すために写真投稿キャンペーンも行った。オープン当初からメディアによる報道も相次ぎ、1日平均900~1000人が来場。同じ会場で過去実施した期間限定店舗の中で最も多い来場人数を記録した。「ピノの本質価値を生かしながら …