原寸大広告でショールーム来場数が倍増 商品のリアル感を伝えたOOH戦略の企画書
住宅設備機器と建築資材の販売を行うミラタップ(当時サンワカンパニー)は2024年1月、商品を原寸大で掲載した交通広告を札幌駅に掲出した。横幅が約14mという掲出場所の特徴を生かし、原寸大のキッチンや洗面台を見てもらうことで、社名の認知向上やショールームへの来場を促進する狙いだ。
マル秘公開 これがプロの企画書だ!
DEC マネージメントオフィス クリエイティブディレクター 秋山裕太氏
築地に拠点を置くコミュニケーションカンパニーDECに所属。キャンペーンやブランドコミュニケーションを構築する際、核心を突くポジティブなワンワードを提案の軸に据えることをモットーにしている。広告プロモーション領域以外にも、経営理念の言葉化やクレド開発などインナーブランディング領域の仕事も手掛ける。受賞多数。
それではひかりTV〈部活DO!〉アプリの部員(ファン)獲得施策について説明させていただきます。私たちが今回の提案で一番心がけたことは「部活DO!らしさにこだわったプロモーションであること」です。8月のローンチ後、初の本格プロモーションの機会ということもあり、世界観の核となる「熱気」と「躍動感」が伴った企画でなければならないというハードルをあえて設けました。目先のコンバージョンだけでなく、ブランディング視点で大切な第一歩と捉えた時、ここは外さないほうが良いという考えです。
まず企画の提案背景から確認します。Factとして大きく五つの現状を …