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アメリカ現地レポート 顧客・市場へのアプローチ戦略

レシート活用販促、デジタル化で一工夫 米国メーカー事例

藤原栄子

常に最先端のプロモーションが行われ、世界から注目されているアメリカ。そこでいまヒットしている・話題になっている商品や店舗は、どんなプロモーション戦略の基で行われ、どんな工夫がなされているのか。消費者に受け入れられている理由を、現地から毎月レポートする。

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レシート写真を送ると電子ギフトカードが当たる
スニップ・インタラクティブ社は、レシートをデジタル送信し、キャンペーン対象商品の購入を確認して特典を付与する販促手法「レシート・バリデーション」の代表的企業。図は、米小売最大手のウォルマートと共同で実施した施策で、カタログ掲載商品を買い、レシートを送るとギフトカードが当たるキャンペーン。

デジタル送信で使い勝手増した「レシート・バリデーション」

「レシート・バリデーション(Receipt Validation)」と呼ばれるプロモーションがある。消費者が、販促対象商品を店頭購入した上で買い物レシートをスマートフォンなどで撮影し、画像を専用ウェブサイトにアップロードして、キャンペーンに参加するという手法だ。

商品に付いている応募券や、レシートをハガキや応募用紙に貼りつけ、郵送する方式は日本でもよく実施されているが、そのデジタル版、といった具合だ。「レシート・バリデーション」は日本でも行われているが、米国では最近になってプロモーションの数が増えてきており、視線が集まっている。またプロモーション以外でも、この「レシート・バリデーション」による販促がいろいろな形で実施されるようにもなってきた。

スニップ・インタラクティブ社は、「レシート・バリデーション」によるプロモーションを数多く仕掛けていることで知られる企業。これまでシリーズで掲載してきたカンファレンス「Shopper Marketing Conference & Expo 2014」で同社のサービスとケーススタディが発表がされたので、今回はそちらを紹介したい。

スニップ・インタラクティブ社は、米国の小売最大手ウォルマートとメーカーがコラボレーションしたプロモーション施策を数多く手がけている。

例えば、2014年夏の新学期開始前後の商戦期で、ウォルマートと米食品大手クエーカー・オーツ社による共同販促もそのひとつだ。クエーカー社の商品を一度の買い物で15ドル以上購入すると、ウォルマートの電子ギフトカード5ドル分がもらえる企画で、14年7月1日~10月31日にかけて行われた。

プロモーション参加者は、対象商品を買ったことを証明するウォルマートのレシート1枚をスマホで撮影し、キャンペーン専用のメールアドレスに送るだけで参加できる。ギフトカードを利用するための番号は、そのまま自分のメールアドレスに返信されてくる仕組みだ。

また、14年11月1日から年末の休暇時期に合わせたセールでも …

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