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AdverTimes Days 2017 レポート

顧客を魅了するブランドが大事にしていること

ロイヤルブルーティージャパン × 虎玄

今年で5回目を迎えた「AdverTimes Days(アドタイ・デイズ)」。広告主の今と未来について、業種・業態・部門の垣根を超えて、また年代の壁を超えて、日々抱える課題と向き合い、本音で語りつくすイベントとして開催されている。その中のセミナーをレポートする。

ロイヤルブルーティージャパン 代表取締役会長
佐藤節男さん

とらやグループ 虎玄 グループ戦略室 室長 米花匡伸さん

これまでにない、新しい市場をつくる

高級ホテルや旅館、レストラン、JALのファーストクラスなどで提供されているワインボトル入りの高級茶は、今年で発売から10年目を迎える。その製造・販売を手かけてきたのが、ロイヤルブルーティーだ。その価格は1本数千円からで、最高価格は60万円だという。同社代表取締役会長の佐藤節男さんはワインボトル入り高級茶の誕生について「飛行機のファーストクラスでは高級ワインなどがふるまわれるが、ノンアルコールのドリンクはエコノミーと同じもの。それはおかしいと思った」ことが始まりだと話す。

誰も開拓したことがなかったマーケットゆえに、当初は「誰が買うのか」という声も挙がっていたが、10年の間に前述したような場を中心に味を知ってもらえるようになった。そこから購入者が生まれ、高級茶というカテゴリーが一般にも認知されるようになったという。

「私たちが現在、ミッションとして掲げているのは、お酒を飲まない人たちを尊重する世の中にし、高品質のお茶をつくる農家のモチベーションを挙げること ...

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