IDEA AND CREATIVITY
クリエイティブの専門メディア

           

CREATIVE RELAY(PR)

自然を感じるウエアをダンスで表現

ダイワ(グローブライド)

暗闇に浮かぶ女性のシルエット。舞い降りるウエアと一体となった時、生を得たかのように踊り出す。まるで何者かに操られているかのように。激しく。生き生きと。

01 企画コンテ

S:Pleasantly and well-suited I walk,
Whither I walk I cannot define,
but I know it is good,
The whole universe
indicates that it is good,
The past and the present
indicate that it is good.

Walt Whitman.
Leaves of Grass. 1892.

Feel Alive.

映像の先にある何かを潜ませる

CMやイベントの広告映像制作のほか、ドキュメンタリーサイトinspire(インスパイア)を企画・運営する映像プロダクションGoodFeeling。創業15年、映像を介して、人と人との“つながり”を大切にしている。今回ダイワのレインウエアのブランドムービーを制作してくれたのは、ディレクターの西川真悟さん。「Feel Alive. 最高の瞬間を感じる」というブランドスローガンを「自然(生命)を感じられる服」と捉え企画・演出した。「服と人間の関係性が最もフィジカル、かつプリミティブな形で表現できるのはダンスだと思いました」。映像は、レインウエアを着た瞬間、生を得たように女性が勢いよく踊るシーンからはじまる。ウエアと踊りがシンプルに引き立つよう舞台はシンボリックな暗闇の空間とライティングのみ。キレのあるダンスは自然や生命を感じる喜びを表し、ウエアのシルエット、カラーリングを言葉ではなく踊りによって伝えている。

演者はコンテンポラリーダンスを得意とするダンサーの田中蕗子さん。事前に意図を伝え、企画に沿う振付を考えてもらった。言葉を介さない踊りという表現のキャッチボールを通して、いかに日々言葉でしか物事を捉えていないかを痛感し、非言語表現の豊かさに改めて驚いたという。

“水”の要素も演出に取り込んだ。後半の雨が降るシーンでは、地面を濡らし、ウエアのシズル感、水との親和性も引き出している。「ダンスを丁寧につなげばかっこよく映るのはわかっていました。今回挑戦したのは、映像の先にある何かを潜ませること。つまり、マス広告では実現しにくい多層構造の認知や解釈ができる映像表現です。冒頭にアメリカの国民的詩人ウォルト・ホイットマンの代表作『草の葉』の詩を引用したのも、波や植物などプリミティブな自然風景を時折インサートしたのも、映像に立体的な深みや余白が生まれると考えたからです。映像を観たそれぞれの人が自由に咀嚼・解釈し、ウエアの良さを記憶してもらえればうれしいです」と西川さんは話した。

02 全薬工業 ジキニンIP「巨大な石像」篇


03 SEGA ファンタシースターオンライン2「ひとりPSO2を語る」篇




04 キリンビバレッジ 生茶「アミノ散歩」前篇



GoodFeeling 西川真悟(にしかわ・しんご)
1984年奈良県生まれ。2006年にCM制作会社ソニア入社。企画演出部にてさまざまな現場を経験。2012年、グッドフィーリングに入社。CM・PV・Webムービーなどジャンルにこだわらず、いろんな仕事に携わっている。

  • 企画制作:GoodFeeling
  • 企画+演出+編集:西川真悟
  • PR:小林倫
  • 企画:Sia Song
  • 撮影:岩川浩也
  • 照明:長晃由
  • 照明助手:萩原伸博
  • 操演:滝本住夫
  • VFXコンポジット:崎谷祐樹
  • HM:野田美希
  • スタジオ:アバコ撮影スタジオ
  • PM:安東愛有子
  • 制作協力:加藤丈男
  • 出演:田中蕗子

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