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受験に向かう子どもたちの気持ちに寄り添うムービー

早稲田アカデミー「へんな生き物」篇 「走れメロス」篇

小学生・中学生・高校生を対象とした受験専門進学塾、早稲田アカデミーが今年6月に、ブランドムービー「へんな生き物」篇「走れメロス」篇の2本を公開した。こうした試みは、同社としても初めてのことである。



01 「へんな生き物」篇
不可解な行動をする小学生の男の子。それに対し、「子どもってへんな生き物だ」と呆れながらも温かく見守っている母親の姿を前半で描く。後半では、その不可解な行動は、宇宙飛行士になりたいがゆえの行動であることが明らかになる。

ドキュメンタリーに負けない感動を

「受験を意識し始める小学3年生と中高生、その親をターゲットにした感動ムービーをつくってほしい」。“早稲アカ”の愛称でおなじみの早稲田アカデミーが本格的にブランディングを開始する。アサツーディ・ケイのコピーライター渋谷三紀さんはこのようなオリエンを受けた。「企画から撮影、仕上げまで約1カ月というタイトなスケジュールの中、どのようなムービーをつくるかは非常に悩みました。感動はあくまで結果であり、まずは何を伝えるべきか、しっかり見極める必要がありました」。

社内の制作チームと企画出しを始めてすぐ「感動だけを狙った企画は鼻につくし、すべる危険がある」と気づいた。そこで、同時並行でターゲットへのヒアリングを行った。「ドキュメンタリーに負けない感動をフィクションでつくるなら、描かれる心情には嘘がないようにしなくてはと思いました」。聞けば、都内の受験の実情は想像していた以上にシビア。「事実をそのまま描いても見たい映像にならない。受験を通じて“成長する姿”を描こうと決めました。それは早稲田アカデミーの“本気でやる子を育てる”という思想にもつながる。合格だけがゴールではありません。本気で取り組んだ経験は、その先の人生を支える強さになってくれるはずだと考えました」。

広告のプロと映画のプロがタッグを組む

制作は、長尺の経験も豊富なROBOT。オリエン後すぐに …

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