クリエイティブワークに最適なハイエンドPCシリーズ「Dell Graphic Pro」と『ブレーン』が共同で設けた動画コンテストの受賞作が決まった。審査員講評やアドバイスを中心に今後の作品づくりのヒントを紹介する。ぜひ実際の動画を見ながら、映像表現のポイントを取り入れてほしい。
気鋭ディレクターのアドバイス
クリエイティブな才能の発掘と、プロデビューを目指した動画コンテスト「DellGraphic Pro × ブレーン Creative Award」の審査会が10月3日、デル本社(神奈川・川崎)にて開かれ、3作品に賞が贈られた。審査したのは映像ディレクター 関根光才さん、CMディレクター 佐藤渉さん(TYOクリエイティブセンター)、映像クリエイター TAKCOM さんの3名。
テーマは「変革」。中~上級者向けのプロフェッショナルコース、入門~初心者向けのチャレンジコースの2部門で募集した。プロフェッショナルコース準グランプリは駒谷揚さん(エンジンフイルム)の『StickTogether』、チャレンジコースグランプリは肥留川宇志さんの『継承と変革』、同準グランプリは井上大輔さん(ステッチ)の『前を見て歩く。そんなことで、今日は変わる。』が受賞した。プロフェッショナルコースグランプリ、審査員特別賞は該当なしとなった。
『継承と変革』は、江戸時代から続く染め物「江戸小紋」を受け継ぎながら、現代のニーズに沿った製品を生み出す職人に「変革」を見出したドキュメンタリー映像。そのアプローチが評価され、また審査員共通で、丁寧な映像づくりを認める意見が挙がった。