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LTV向上のためのデータ活用・販促策

「モスカード」導入2年目、モスが目指すファンづくりの仕組み

モスフードサービス

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モスカードは、リチャージ式のプリペイドカード。発行手数料は無料。初回のみ1000円以上の入金が必要。8月には、モスバーガー1年分相当が入金されたモスカードが当たるキャンペーンも実施した。

モバイル会員データとの統合が目前

モスフードサービスでは2012年4月、ハンバーガー店の「モスバーガー」で、リチャージ式プリペイドカード「MOS CARD(モスカード)」を導入した。全国のモスバーガー店舗(一部店舗を除く)のレジで入金、支払いができる。入金金額に応じてボーナスポイントを付与し、1ポイント=1円で商品購入時に利用できる。13年7月時点でカード発行数は約49万枚。14年3月期中に100万枚を目標に掲げている。

カードの導入にあたっては、繰り返し入金できるプリペイドカードを採用することで、(1)来店が月1回以下のライトユーザー層の来店頻度向上とファン化、(2)会計時の利便性向上、(3)カードのギフト利用の開拓を狙った。

モスカード発行から1年以上が経ち、利用実態を見ると、カード利用者の来店頻度や購買単価は一般客より高く、ギフト利用は全体の1割だった。値ごろ感を生み出せるポイントサービスは、モスカード利用の動機づけになっている一方で、モスバーガーの世界観に共感するファンも、取り込んでいる。

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