広告マーケティングの専門メディア

           

社会学の視点

「アート」な都市再開発を考える(1)

遠藤 薫氏(学習院大学)

台湾・高雄に見る未来と過去のハイブリッド

関東大震災から100年。東京はいま大規模再開発の真っ最中である。若者文化の発信地「渋谷」、国際性豊かな「虎ノ門・麻布台エリア」、そしてスポーツの「湾岸エリア」など、かつての姿が思い出せないほど街の風景が変わりつつある。ビジネス活性化には先端技術や未来的デザインなど、新しさが大事だが、破壊される美しい歴史的建築物の魅力も生かしたい。都市再開発の動きは日本だけではない。アジア諸国でも、大都市圏の再開発が進んでいる。そこで今回は、最近訪れた台湾・高雄市の興味深い動きを紹介しよう。

首都・台北から高雄まで、日本の新幹線技術を導入した台湾高速鉄道(2007年開業)に乗って約2時間。高雄は歴史的には重工業都市として知られ、台湾最大のコンテナ港である高雄港を有する港湾都市でもある。しかし近年は...

あと74%

この記事は有料会員限定です。購読お申込みで続きをお読みいただけます。

社会学の視点 の記事一覧

「アート」な都市再開発を考える(1)(この記事です)
千年前の『源氏物語』から続く、日本人の「エモい」と「あはれ」
ネガティブ・ケイパビリティと共感(2)
ネガティブ・ケイパビリティと共感(1)
猫はどうして人の心を癒やすのか?
花や木とコミュニケーションできたら

おすすめの連載

特集・連載一覧をみる
宣伝会議Topへ戻る

無料で読める「本日の記事」を
メールでお届けします。

メールマガジンに登録する