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米国広告マーケティング事情

全米小売業界が年末商戦を予測「前年比3~4%増で最大145兆円」

松本泰輔

11月の第4木曜日の感謝祭が終われば、アメリカは本格的な年末商戦へ突入する。National Retail Federation(全米小売業協会)は、2023年米年末商戦の総支出額を前年対比3~4%増の9573億ドルから9666億ドル(143.6兆円~145兆円)と予測している。慣習では「ブラックフライデー・セール」は感謝祭の翌日から始まるものだが、ここ数年、11月初旬から前倒しで年末セールを始める企業が増えている。

クランベリージュースのオーシャン・スプレー、
カンヌ・シルバー作品の続編CMでZ世代を狙う

2022年末のオーシャン・スプレー社のクランベリージュースのCMは、2023年カンヌ国際広告祭フィルム部門でシルバーを受賞した。2023年は続編となるCMを11月から放映開始している。舞台は2022年同様、誰も喋らない静かな年末パーティー。そこへ老女がこっそり入室し、カクテルが入ったパンチボウルにクランベリージュースを注ぐ。ボウルの中でジュースが回り始めると、立っていた人が少しずつグルグル回転し始める。そこへ少女が入ってきて悲鳴を上げる。そしてタグライン「Power Your Party」が現れて終わる。同社チーフCMオフィサーのモニシャ・デイベック氏は「2022年はCM放映後、予想を上回る売上27%増を達成した。SNSではミレニアルから下の世代に反響が良く、本CMも平凡なクランベリージュースを楽しいものに変身させるのが狙い」とアドエイジ誌に述べている。同氏はさらに「40%の消費者がウォッカやセルツァーにクランベリージュースを混ぜて飲んでいる」と述べ、ホラー映画のような序章から笑いを誘う結末へ展開するクリエイティブで、Z世代を中心に若い層への市場拡大を狙う。

(1)オーシャン・スプレー

カンヌ・シルバーを受賞したオーシャン・スプレー社クランベリージュースのCM続編。前作同様、不気味な無言のパーティー会場が舞台。老女がパンチボウルにクランベリージュースを注ぐと、ジュースも人も回転し始める。最後は制御不能の速度で人が回り、入室した少女は悲鳴を上げる。

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