広告局と編集部の連携強化で提案に必要なスピードを実現
広告主企業から出版社に求められる提案は、純広告が中心だった時代から、タイアップをはじめとするカスタム要素の強い企画に移行してきた。デジタル出稿も進む中で、広告営業を担う部門と編集部の連携がこれまで以上に求められており、出版各社で社内の人事交流や異動、組織変革を進める動きが見える。
マガジンハウスでも2007年から14年にわたり『BRUTUS』の編集長を務めてきた西田善太氏が、現在は同社・取締役として広告局、ブランドビジネス局、クロスメディア事業局を担務している。
営業活動を行う広告局、同社の総合クリエイティブチームである「マガジンハウスクリエイティブスタジオ」、ローカル報のウェブマガジン「COLOCAL(コロカル)」などの事業を展開するクロスメディア事業局、デジタル領域での新規ビジネス開発と全社横断的なDX推進を担当するブランドビジネス局の3部門すべてを西田氏が担当している。
西田氏は「クライアント企業からの相談に対して、これまで以上のスピード感を持って...
あと64%