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宣伝担当者が知っておきたい 著作権なんでもQ&A

さよならTwitter

岡本健太郎氏(骨董通り法律事務所)

    QUESTION:

    Q.著作権的の観点から、Twitter(X)の利用上の注意点を教えてください。また、短いブランド名への変更も大丈夫でしょうか。

ANSWER:

POINT 1
青い鳥からXへ

7月22日(米国時間)にイーロン・マスク氏が「Twitterブランドに別れを告げる」とツイートした以降、Twitterの「青い鳥」は順次「X」に変更されました。この変更には賛否両論ありますが、折しも同月5日、Meta社は、テキスト共有アプリThreadsをリリースしました。Twitterは、日本のアクティブユーザーが約4500万人ともいわれ、LINEに次いで利用者の多いメッセージアプリです。気軽に投稿できる反面、多くの投稿は誰でも閲覧できることもあり、トラブルも少なくありません。今回は、Twitterにまつわる著作権問題を総括します。

ツイートは、当初、140文字に限られていましたが、この程度の長さがあれば、内容次第では著作物になります。現に、ツイートが著作物とされた事案もいくつかあります(知財高判令和5年4月13日など)。


POINT 2
著作権問題

リツイートは、他のユーザーにツイートを紹介する機能です。利用規約に沿った機能であって、通常は著作権侵害にはなりません。ただ、無断でアップロードされ、Twitterの仕様によってトリミングされた画像をリツイートすると、著作者人格権の侵害とな…

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