QUESTION:
Q.言語生成AIによる生成物を、キャッチコピーなどのブランディングに利用します。注意点はありますか。
ANSWER:
POINT 1
言語生成AI
昨年来の画像生成AIに続き、言語生成AIも話題です。OpenAI社のChatGPTに加えて、Google社、Meta社のほか、投稿記事を生成するJasper.ai、商品説明の生成や文書要約に長けたCohereなど、様々な言語生成AIが登場しています。これらの言語生成AIは、ユーザーの入力情報に基づき、AIが文字等を生成するものです。今回は、言語生成AIを取り上げます。
言語生成AIの機能は様々ですが、このうちChatGPTは、対話型のサービスで、ユーザーが入力する情報によって、質問への回答のほか、詩、キャッチコピー、歌詞、エッセイ、プロット、小説などの生成も(一応)可能です。著作権法上、質問への回答は、通常は(その正誤にかかわらず)事実であって著作物にはならず、キャッチコピーなどの短い言語的な表現も著作物にはなり難いのが実情です。
POINT 2
開発
AIの開発には、大量の文字、写真、イラストなどの生データを収集して「学習用データセット」を生成した上、学習用プログラム(AIプログラム)に入力し、深層学習により「学習済プログラム」を生成する過程が必要です。
言語生成AIの開発には、通常、膨大な文字情報が必要とされ、その中には、文章などの...
あと60%