QUESTION:
Q.AIが生成した画像を、ウェブサイトなどに利用したいと思っています。注意点はありますか。
ANSWER:
POINT 1
AIによる画像生成
AIによる画像生成サービスが話題です。利用者が単語やフレーズを入力し、それに沿った画像を自動生成するなどのサービスで、DALL・E2、Midjourney、Disco Diffusion、Stable Diffusion などがあります。
これまでは、画像を利用する際には、自ら又は専門業者が個別に作成するほか、ストック画像サービスで検索するといった方法が中心と思われます。今後は、画像生成サービスによって画像を生成し、必要に応じて修正して利用するといった方法も選択肢となり得ます。
一方、画像生成サービスは、既存の著作物を利用して画像を自動生成する点で、生成された画像について、著作権侵害の有無や著作物性も気になります。今回は、こうした観点から、画像生成サービスについて検討します。
POINT 2
著作権法上の位置付け
画像生成サービスは、大量の画像を学習したAIが、ユーザーの指示を踏まえて画像を自動生成するものと予想されます。著作物にあたる画像を複製(≒ダウンロード、コピー)、翻案(≒加工)等するには、原則として著作権者の承諾が必要です。ただ、例外的に、AI用の学習データを収集して情報解析を行うなど、著作物に表現された思想又は感情の...
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