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「人」中心マーケティングのススメ

高まるEC化率と向き合う 従来型小売が取るべき3つの方策

小野寺 裕貴氏(インテージ)

消費者ではなく、生活者という言葉が使われる場面が増えました。真に生活者起点のマーケティングを実践するうえでは、一人ひとりの顧客に「人」として向き合うことが求められています。データも駆使した、「人」中心のマーケティングの実践論を全12回の連載で解説していきます。

Amazon対抗銘柄の企業群に見る 従来型小売の勝ち方とは?

今年8月に発表された日本のEC化率は前年比+0.7ptの8.8%※1で、少しずつですが、EC購買が生活者のなかに浸透していることが分かります。このような状況のなか、苦戦を強いられている従来型小売は、どのような戦い方をしていくべきなのでしょうか。

※1 経済産業省「令和3年度 電子商取引に関する市場調査 報告書」

米国で訪れたCAMPという玩具店は、従来型小売の戦い方として大変参考になるものでした。この企業は、ECが浸透しつつある2018年に創業しながらも、店舗数を増やし、売上を伸ばしています。

成功要因は来店動機を創出していることにあります。至るところに、隠し扉や滑り台など子供が喜ぶ仕掛けが施されていたり、工作が学べるイベントを開催するなど、店だからこその体験を提供することで支持を得ています。創業者カウフマン氏は「トップレベルの小売は、(中略)取引よりも発見に重きを置いた場に移行していきます」※2と述べており、そのことが体現された...

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