企業内だけでなく、広く社会全体で、DX(デジタル・トランスフォーメーション)の推進が必要とされています。そもそもDXとは何なのか?そしてDXの鍵となる、データ利活用のポイントとは?DXの基本となる考え方から実践方法まで、全12回の連載で解説していきます。
全12回の本連載を通じ、DXの鍵となるデータ活用(自社、他社、オープン、パーソナル等)について、お伝えしてきました。
また、そこでは「オンライン・オフラインにかかわらず、いつでもどこでもお買い物ができ、お客さま一人ひとりの心をつかむ接客や商品によって心地よいお買い物体験を提供する」という意味でのユニファイドコマース実現におけるカスタマージャーニーの重要性について。さらには、ロイヤルカスタマー育成や、企業間・地域内におけるデータ共有・共創で実現する顧客体験の向上など、具体的なデータ利活用のポイントや事例についても紹介してきました。
これらのテーマにおいて共通して重要となる点は、なんといっても顧客(=消費者)を主とした価値創造であるという点です。
従来のように商品を売って終わりではなく、商品を通じた顧客体験によって、お客さまに成功をもたらす仕組みを提供することがマーケティングで...
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