「好きと欲しいをつくる」Instagramの独自性
2004年に米国で創業のFacebook社は、2010年1月には日本法人を設立した。日本での10年以上にわたる活動の実績を踏まえ、Facebook Japanでは東京都をはじめとする自治体との間で包括連携を結ぶなど、日本の社会・経済課題に寄り添う姿勢を強めてきた。
2020年1月に、そんな同社のトップに日本のネット広告の黎明期から業界をけん引してきた味澤将宏氏が就任した。味澤氏は代表取締役に就任してから「社会・経済への貢献」「安心安全な環境づくり」「イノベーション」という3つの方針を打ち出している。
「就任直後にコロナ禍が起き、大きなチャレンジをすべき状況に直面することとなった」と味澤氏。「社会や経済への貢献」においては、必然的にコロナ禍で起きる問題への支援が中心に。「コミュニティづくりを応援し、人と人がより身近になる世界を実現する」をミッションに掲げるFacebook社だけに、リアルの場での交流が減少した状況においても、コミュニティの維持に貢献できるかを重視している。
マーケティング領域において、もっとも注目をされる同社の事業は、やはりInstagramだろう。
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