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宣伝部長に聞く変革時のブランド&メディア戦略

有力企業38社が示すこれからの方針ーポッカサッポロフード&ビバレッジ、ミクシィ、ヤマハ、UCC上島珈琲、吉野家 他

メディア環境が大きく変化するなか、広告・コミュニケーションは大きな転換点を迎えていました。そんな折に起きたのが、新型コロナウイルス感染症の流行。人々の意識や行動が大きく変わり、また非接触のコミュニケーションの拡大で社会全体のデジタル化が大きく推進されようとしています。

この状況でいま、企業のマーケティング・コミュニケーション活動を牽引する宣伝部長は何を考え、これからの戦略をどう組み立てようとしているのでしょうか。そして、いまこの環境でコミュニケーションにできることとは何なのでしょうか。105社の宣伝部長への匿名アンケート、ならびに38社の宣伝部長の実名コメントから、変革期の「ブランド&メディア戦略」を読み解きます。

宣伝部門の今年度の戦略・方針や注力したい施策・領域などについて聞いたアンケートの回答を一覧で紹介する。回答項目は、【1】部門人数・平均所属年数、【2】部門の管轄業務、【3】今年度の広告宣伝の戦略・方針、【4】今年度、注力したい施策・領域、【5】注目の話題・手法、【6】広告宣伝業務の魅力や価値を感じていること。

    31 ポッカサッポロフード&ビバレッジ

    事業計画統括部
    副部長
    鶴谷 哲司(つるや・さとし)

    1997年関西支社営業、2000年商品開発、2005年北海道支社営業及びサッポロビール戦略企画部兼務、2010年東北支社営業、2015年無糖茶、エリア限定品ブランドマネージャー、2018年素材飲料グループリーダーを経て、2019年より現職。

    部門人数と平均所属年数
    部門人数 65人
    平均所属年数 約4年

    今年度の動き

    今年度の広告宣伝の戦略方針

    ①新規顧客の獲得
    ②生活導線での価値訴求(行動変容)
    ③リアルイベントでの体験創出

    今年度、注力したい施策・領域

    ● 商品の売上を宣伝施策で高めること
    ● 新規見込み客の発掘(リードジェネレーション)
    ● 営業(販売・店頭)部門との連携

    注目の話題・手法

    ● 顧客体験(CX)
    ● データ活用
    ● スポンサーシップ

    広告宣伝業務の魅力や価値を感じていること

    多様な価値を持つ人と活発にかかわることができ、アクティブにネットワークを拡げることができること。

    32 ミクシィ

    モンスト事業本部
    マーケティングコミュニケーション部
    部長
    岡野 吾朗(おかの・ごろう)

    2015年3月入社。2020年3月より現職。

    部門人数と平均所属年数
    部門人数 41人
    平均所属年数 約3.4年

    今年度の動き

    今年度の広告宣伝の戦略方針

    「やる理由、やる意味の再創出」2020年10月でサービス開始から7年。モンストプロダクトが産まれた背景、ルーツの再解釈・未来像の再構想を行い、プレイする理由、意味を再創出する。

    今年度、注力したい施策・領域

    ● 商品の売上を宣伝施策で高めること
    ● 商品開発部門(事業部門)との連携
    ● 広告会社、制作会社、クリエイターとの連携

    注目の話題・手法

    ● 顧客体験(CX)

    広告宣伝業務の魅力や価値を感じていること

    ユーザーの方々からのリアクションがあること。そしてそれが早いこと。

    33 ヤマハ

    マーケティング統括部
    マーケティング戦略部
    部長
    山中 哲郎(やまなか・てつろう)

    1992年入社。LM営業部、広報部、デザイン研究所などを経て、2018年マーケティング統括部。2019年より現職。

    部門人数と平均所属年数
    部門人数 32人
    平均所属年数 約12年

    今年度の動き

    今年度の広告宣伝の戦略方針

    ブランドプロミスを体現する一貫性あるクリエイティブと効果的なコミュニケーションによって顧客タッチポイントの強化を図り、ブランド価値向上に寄与する。

    今年度、注力したい施策・領域

    ● 企業のブランド価値を向上させること
    ● 新規見込み客の発掘(リードジェネレーション)
    ● クリエイティブ力の向上

    注目の話題・手法

    ● 顧客体験(CX)
    ● アドフラウド、ブランド棄損などのデジタル広告の問題への対応
    ● 動画の活用

    広告宣伝業務の魅力や価値を感じていること

    顧客体験を想像して議論を尽くしたエッセンスをクリエイティブに反映し、それをグローバルに発信し、その効果がリアルに跳ね返ってくる一連の流れに関われるところ。

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