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R30のホープたち

「ピノガチャ」を企画 業種や製品にとらわれない提案をしていきたい

平安 杏さん(森永乳業)

次世代を担う若手マーケター・クリエイターを紹介する本連載。新たな時代を担うホープたちはどのようなポテンシャルを秘めているのだろうか。今回は森永乳業 営業本部 マーケティング統括部で活躍する平安 杏さんに話を聞いた。

森永乳業
営業本部 マーケティング統括部
マーケティング開発部 冷菓マーケティンググループ
平安 杏(ひらやす・あんず)さん 27歳

2015年ブリティッシュコロンビア大学卒業後、森永乳業入社。人財部にて新卒採用担当を経験し、2017年11月より現職。アイスクリーム商品のブランド担当として、ブランド戦略に基づく商品やプロモーションの企画を担当。趣味は散歩。

マーケティングに異動して多種多様な人との関わりが刺激に

森永乳業 冷菓マーケティンググループの平安杏さんは森永乳業に2016年、新卒で入社。最初は人財部に配属され、1年半ほど採用を担当。将来的に事業の戦略策定に関わりたいと考え、冷菓マーケティンググループに異動に。ブランドの戦略を考え、商品の企画と広告コミュニケーションを設計・実行する部署のため、社内では研究所の商品開発や容器開発などの他部署、社外では資材や広告の会社など、多種多様な人との関わりが刺激になっているという。

平安さんは2019年末まで「ピノ」ブランドを担当。そのなかで、「ピノガチャ」の施策が大きな実績だと話す。「ピノガチャ」はマルチパックのパッケージを2つ使用してつくる、個包装の「ピノ」専用のガチャ。パッケージ裏面の切り取りや折り方の表示に従って工作も楽しめる。

「『ピノ』ブランドは、"わくわく楽しい"世界観を大切にしています。通常アイスクリームブランドはシングルパックの方がメディアやSNSで話題になりやすいですが、複数個入りのマルチパックでもブランドの世界観を表現し話題化することでブランドの売上伸長に貢献できるのではないかと思い、新たに施策を考えることになりました」(平安さん) …

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マーケティング×旅行のスペシャリストを目指す
自社通販で商品以外の体験価値も提供し事業拡大を図りたい
お客さま目線で魅力的なプロモーションの実現に奔走 コラボレーションスニーカーの企画も
居酒屋を回りお客さまの気持ちに寄り添い大ヒット「こだわり酒場のレモンサワー」
数字の先にいるユーザーに想像力をはたらかせる
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