今回で第7期を迎えた本視察研修。広告会社や制作会社、PR会社、デジタルマーケティングエージェンシー、そして広告主企業など、参加者総勢27名でニューヨークに渡った。まずは視察研修の全体の流れと3名による参加者のレポートを本ページで紹介。刺激にあふれた8日間をレポートする。
9月22日(日)

約13時間のフライトを経てニューヨークに到着。束の間の自由時間には、各々5番街のナイキフラッグシップ店「Nike House of Innovation」やタイムズスクエアを訪れ、早くも世界最先端のテクノロジーと規模感に魅了された。夜には懇親会を実施。明日からの視察に向け、英気を養った。
9月23日(月)

月曜の朝から帯同講師によるレクチャーを実施。米国で起こっている出来事を俯瞰的に捉える視点を身につけてもらうことが目的だ。同時に、視察へのマインドセットを整え、いざAdvertising Week NYへ。先ほどの講義と結びつけながら、実際のブランドがどのような思考と戦略でマーケティングを行い、変わりゆく世の中に対応しているかを聴講した。夜には有志でAdvertising Week NYのGalaに参加。米国のネットワーキングパーティを体験した。
9月24日(火)~27日(金)

火曜から金曜は現地企業の視察を実施。世界各国に拠点を置き、広告賞を総なめにするエージェンシーから、新進気鋭のデジタルマーケティングコンサルティング企業、アドテク企業など、全6社を訪問した。各社では1時間程度、ビジネスモデルや成長の秘訣、喫緊の課題などの話を聞き、その後は質疑応答に。ここでしか聞けない話を持ち帰ろうと積極的に質問が出て、時間はあっという間に経過した。
最後にオフィスを見学。無料のバーや電話ブース、ゆったりとしたミーティングルームに集中部屋、瞑想ルームやジェンダーレスなトイレなど、各社の工夫を凝らした空間に、オフィスづくりのヒントを得た。また、いくつかの企業では朝食やコーヒーなどを用意して歓迎してくれた。社員やパートナーなどの健康とモチベーションの維持を配慮した取り組みにも、日本企業がまだまだ取り組める余地を感じた …