広告主の視点で考える、日々心がけるべきこととは?
広告活動は、当然ながら企業の意思があって初めてスタートします。未来に向けて広告界が進化するためには、広告主の姿勢や取り組みがカギになることは間違いありません。旭化成 広報室長の山崎真人氏と、江崎グリコ マーケティング本部 広告部の玉井博久氏、業種の異なる2社の広告パーソンに、広告主と広告会社との関係性を中心に、考えを聞きました。
日本の未来と共生できる広告・広告界
「消費者目線」「生活者起点」の重要性が叫ばれ、多くの広告パーソンが「顧客から共感を得ること」を最重要事項として捉え、日々さまざまなプロジェクトに臨んでいる。個々の企業や商品では頻繁に消費者調査が行われているが、広告界自体には、一体どんなイメージが抱かれているのだろうか。『宣伝会議』編集部では、クロス・マーケティングの協力の下、全国の20~69歳の男女1000人を対象に、広告や広告業界に対する印象を聞くアンケートを実施した。
最初の質問は、「これまでに『広告』について何らかの形で学んだり、『広告』に関連する講義・セミナーを履修・受講したことがあるか」を尋ねるもの。ほとんどの人が広告について学んだことはないと回答した。学んだことがあると回答した人に、それはいつ頃かを尋ねると、小学生から高校生という人はほとんどおらず、「大学生・専門学生の時」47.7%・「社会人になってから」40%でほぼ二分される結果となった。
Q2で、「広告という言葉から受ける印象・イメージ」を聞いたところ ...