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担当者が語るIRの現場

投資家の期待に真摯に対応 荏原製作所のIR活動における意識変革

荏原製作所

従来の定型的な情報開示に留まらず、多様な方法で株主や投資家、アナリストに社の魅力を伝えようと試みる、IR実務担当者が登場します。

2023年7月に発行した「荏原グループ統合報告書2023」。

荏原製作所は1912年の創業以来、ポンプを中心とする産業機械メーカーとして、変化する社会課題の解決に貢献し、世界中の社会・産業インフラを支えてきました。2020年に発表した2030年にありたい姿を示した長期ビジョン「E-Vision 2030」では、「技術で、熱く、世界を支える」を旗印に、ESG重要課題の解決に事業活動を通じて取り組み、持続可能な社会に貢献するとともに企業価値の向上を目指しています。

当社のIR・広報部門は、IR(投資家)、SR(株主)、PR(メディア)の機能をひとつの課に集約し連携することで対外発信を強化し、近年では、業績が改善し株価も堅調に推移してきた中で、IR活動も2022年に「IR優良企業賞」を初受賞したほか、証券アナリストによるディスクロージャー優良企業選定における「ディスクロージャーの改善が著しい企業」に選定されるなど一定の外部評価をいただけるようになりました。

対外開示の改善においては、当社が資本市場からどのように評価されているのかを知ることからスタートしました。アナリストや国内外の機関投資家へ直接ヒアリングの機会を設け、当社と市場のギャップの解消に努めました。投資家からいただいた意見は、決算や...

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