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IRの学校

IRの学校 14時限目「IR担当者に必要なスキルセットとは?」

大森慎一(バンカーズ)

イラスト/もとき理川

上場財部株谷:こんばんは。

大森:こんばんは、今日のお題は杏奈さんからでしたっけ?

上場:お題というか、ちょっと整理したい事項がありまして。改めてIR担当者として習得すべきスキル、能力は何なのでしょうか?

大森:うん?どうしました?何か、転職や異動を考えているの?

上場:いえいえ、実は、当社のインターン生と面談する機会がありまして、少し考えさせられました。

大森:なるほどなるほど。これから学ぼうとする姿を見て感化されたと。素晴らしいですね。

財部:何を勉強すればいいですか、と聞かれてかっこよく答えられなかったんですよね。

上場:それは言わなくてもいいわよ。実際に自分のできること、できないことを整理して、これから注力することを考えようと思ったのは事実なんだから。

大森:わはは、まあいいじゃない。まずはIR担当者に望まれるスキルセットを考えてみようか?

上場:お願いします。

スキルセットとは?

大森:じゃあ、まずスキルセットを考える上で、押さえておくポイントはあるかな、株谷さん?

株谷:そうですね、スキルセットは、開発された能力や得た知識などの組み合わせです。スキルは一般的にどんな職種や役職にも必要とされる基礎スキルと専門的スキルに整理できると思います。

大森:なるほど。

株谷:基礎スキルは語学力、作文力、読解力やコミュニケーション能力、計算力、整理能力、立案力、論理的思考力などが中心でしょうか。これらに会計知識や一般常識、法令知識や自己マネジメント能力、調整力なども含まれることがありますね。

大森:国語、算数、理科、社会って感じだね。

株谷:頑張り続ける持久力や耐久力もあるので、体育的要素もあるかもしれません(笑)。

大森:まあ何をするにも、脳みその持久力は必須かもしれないねえ。

株谷:それはそうなんですが、自己マネジメント能力などが注目されるのは、頑張り続ける力を根性論などで片づけないように、モチベーションコントロールやオンとオフ時間の切り替えなどで、限られた時間を効率よく使う工夫をする必要があるからでしょうね。

大森:はーい、反省します。続けて...

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