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オウンドメディアの現場から

メルカリのサービスに対する情緒的価値を高め、ユーザーからの共感獲得

メルカリ「メルカリマガジン」

自前の情報発信拠点として多くの企業・団体が注目するオウンドメディア。戦略の立て方や効果測定の方法、制作のコツを探ります。

DATA
URL https://magazine.mercari.com/
開設 2019年7月
所属部署 ブランディングチーム配下のコンテンツチーム
編集長 宮川直実氏
ディレクター 山岸香織氏
コンセプト 好きなものと生きていく
編集体制 内製中心で運用。山岸氏はコンテンツ制作のほかにサイトの改修や数値分析など、webディレクターも担当。ほか、プラグインで社内のアートディレクターやデザイナーが参画している。
更新頻度 月に8~10本
効果測定 PV数やUU数、記事ごとの滞在時間やメルカリサービスに遷移した数、シェア数を計測。その他、アンケート調査を外部の調査会社に依頼。コンテンツ接触者あたりの好意度をもとにコンテンツPDCAをまわしている。またSNSでのシェア数や記事へのコメントなどの定性評価を重視している。

フリマアプリを運営するメルカリは、2019年7月1日にオウンドメディア「メルカリマガジン」を創刊。「好きなものと生きていく」をコンセプトに、様々な人物の好きなものや愛用品を通して、自由な人生の楽しみ方や消費・所有のあり方の多様性を紹介している。

コンテンツごとにターゲットは設定しているが、メディアとしては特定の層をターゲットにしていない。それは、メルカリユーザーか否かを問わず、より多くの人とのアプリ外での接点を創出する、という狙いがあるためだ。

同社コンテンツチームの宮川直実氏は「大事にしていることは、インタビューした方やライターの“顔が見える”コンテンツにすること。『誰かの“好き”が他の誰かの“好き”を応援する』メディアを目指しています」と語る。

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