問題の経緯
2020年9月13日
沖縄タイムス社は9月13日までに総務局付の40代男性社員が関連会社に出向中、国の持続化給付金100万円を不正受給の上、コロナ対策関連の80万円も不正に借り入れていたと発表した。同社の武富和彦社長は同日、「心よりおわび申し上げる」と謝罪。男性社員は懲戒解雇の他、男性の出向先である関連会社の30代男性社員も不正にかかわったとして懲戒解雇処分となった。さらに、経営責任として同社取締役の報酬カットを発表した。
世間の評価(アンケートから) | |
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●会見を見たが事後の社内調査や結果について不明瞭(65歳男性) |
メディアからの書かれ方 | |
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●持続化給付金詐取 SNSで受給を募った「ビジネスマン」の正体(2020年10月3日、NEWSポストセブン) |
企業不祥事の緊急記者会見で問われるのは、事の重大性に対する登壇者側の「見識」と「認識」である。だが開口一番、社長の口から出た言葉は「記者会見にお集まりいただき、本当にありがとうございました」であった。この場は披露宴ではない。前代未聞の重大な不祥事を招いたことに対して、心からのおわびと会社側の責任を表明する「公式の場」である。その認識に欠けているため、このような言葉が不用意に出てしまうのだ。
この直前の...