ブログや掲示板、ソーシャルメディアを起点とする炎上やトラブルへの対応について事例から学びます。
イラスト/たむらかずみ
災害時の自治体広報
台風19号上陸の際、東京23区東部の江東5区(墨田、江東、足立、葛飾、江戸川)は避難の検討をしたが、パニックを恐れてその事実を公表しなかったことが報じられた。
10月に発生した台風19号では、気象庁が数日前から警戒情報を出すなど異例の対応を取った。そのなかで海抜ゼロメートル地帯の広がる東京都の江東5区は、最大250万人を対象とした避難計画の発動を検討していた。「江東5区大規模水害広域避難計画」では、検討の開始段階で公表することになっていたが、パニックを恐れて公表しなかったことが後に判明した …
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