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著者インタビュー

商品開発も組織づくりも「感動体験」が付加価値に

前野隆司氏(慶應義塾大学大学院)

感動のメカニズム 心を動かすWork&Lifeのつくり方
前野隆司/著
講談社
200ページ、840円+税

モノ消費から「コト消費」へ移行するなか、顧客が満足する"体験"の提示が企業のマーケティングやコミュニケーション活動に必要とされている。

「人々はそもそも幸福になるべきという、根本的なところを考えるべき。それを考慮した、モノづくりやサービスづくりが今の時代は求められている。モノやサービスに、人々を感動させる体験を付加することが重要です」。こう語るのは、「幸福学」研究の第一人者として知られる慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科の前野隆司教授だ。

感動は4つに分類される

本書では「STAR分析」という独自の感動分析のフレームを紹介している。様々な感動事象は❶SENSE+FEEL(美しさ、味、匂い、心地よさなど五感で感じる感動)❷THINK+FEEL(理解や発見など知見の拡がりに対しての感動)❸ACT+FEEL(上達や成長、進歩など動きや変化による感動)❹RELATE+FEEL(愛着、感謝、尊敬など人や物へのつながりに対する感動)の4つに分類できるという考えだ …

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