北米で19世紀後半以降に活躍し、現代広報PRの歴史的発展に貢献した偉人の功績を紐解きます。
広報エージェントの社会的地位向上に
尽力した広報のゴッドファーザー
エドワード・バーネイズ
◆「自由のたいまつ」行進や電球発明50周年式典などが有名
◆ ニューヨーク大学で初めて広報の講座をスタート
◆『プロパガンダ』など後世にも読み継がれる名著多数
心理学者ジークムント・フロイトの甥であるエドワード・バーネイズは、プロパガンダのパイオニアとも評されています。彼が、プロパガンダ手法を「同意を得るための技術」と呼び、本格的に実践したのは、第一次世界大戦へのアメリカ参戦に向けて国民の賛同を得るために、ウッドロー・ウィルソン大統領が組織したCommittee on Public Information(CPI:クリール委員会)に参加以降のことです。
彼は1919年にPR会社を設立後、数多くの民間企業や団体から米国政府まで、広報宣伝活動を手がけました。女性の喫煙キャンペーン「自由のたいまつ」行進(1929年)や電球発明50周年式典(同)など、その代表的な業績やその手法・評価については数多く紹介されています …
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