北米で19世紀後半以降に活躍し、現代広報PRの歴史的発展に貢献した偉人の功績を紐解きます。
現代パブリック・リレーションズのパイオニア
アイビー・リー

アイビー・レッドベター・リー
Ivy Ledbetter Lee
(1877-1934)
◆ 広報エージェントという専門職を確立
◆ 元新聞記者で、プレスリリースの生みの親
◆ 広報の手法を多数発案し、実用化した
アイビー・リーは、私たちが現在、当たり前のように実践している様々な広報手法を発案・実用化した、現代パブリック・リレーションズのパイオニアです。
リーが活躍した20世紀初頭から1930年代のアメリカは、産業・経済・政治・文化、さらには第一次世界大戦を通して、国家として大きく変化し、世界のリーダーとしての存在感を強めていきました。また、新聞・雑誌がマスメディアとしての地位を確立し、ラジオ・テレビが新しいメディアとして登場した時代です。このような国内外の大きな変化が、企業や行政に広報の重要性を認めさせるとともに、それを担う広報エージェントという専門職の確立に影響を及ぼしました。リーは、まさに新しい仕事や職業の創造に直接関わっていたといえるでしょう …
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