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販売・接客のキーパーソン

来店客と接客員が共に成長する ミッションコンプリート型のカフェ

吉藤オリィ氏(オリィ研究所)

販売・接客の現場で活躍する、キーパーソンに迫る本企画。今回は、オリィ研究所が運営する、分身ロボットを遠隔操作して接客サービスを提供する「分身ロボットカフェDAWN ver.β」に取材。代表を務める吉藤オリィさんが、テクノロジーを介して人々の新しい社会参加の形を目指す理由、接客への想いを語った。

オリィ研究所
代表取締役
吉藤オリィ氏

学生時代、不登校を経験。早稲田大学在学中、孤独解消を目的とした分身ロボット「OriHime」を開発し、2012年オリィ研究所を設立。コンピューター界のオスカーとも言われるPrix Ars Electronicagolden nica他、国内外で受賞多数。



OriHimeオリヒメ
カメラ・マイク・スピーカーが搭載されており、インターネットを通して操作が可能となる分身ロボット。生活や仕事の環境、入院や身体の障がいなどによる移動の制約を克服し、「その場にいる」ようなコミュニケーションを実現する。

外出に困難な人々が社会参加できる場所をつくる

──グッドデザイン大賞など、数々の賞でも評価されているカフェについて、詳しく教えてください。

「分身ロボットカフェDAWN ver.β」は、日常で外出を困難とする方々が、分身ロボット「OriHimeオリヒメ」を遠隔操作することで、お客さまに接客サービスを提供しているものです。障がいのある方や家庭の事情で外出ができない人の新たな働き方を研究・開拓することを目的としています。

カフェの店内では、各テーブルや入り口付近にOriHimeを設置。また、手を動かすなどの身体労働を伴った業務が可能となる「OriHime-D」を合計3台稼働しています。

──どのような経緯で設立されたのでしょうか。

カフェは、外出困難な人々の新たな働き方や社会参加方法を研究する「常設実験店」です。数回に渡る実証実験を経て、2021年6月、東京・日本橋エリアにオープンしました。

私自身に不登校の経験があったことから、家の中に取り残されている人々の社会参加の方法を模索していました。ロボットの開発を行う中で、働きたくても働くことができない外出困難者が“ここなら働きたい”と思える場所として、分身ロボットを活用したカフェをつくることにしました。

海外からも関心集まるコミュニケーションは日々拡大中

──実際に接客を行う人にはどのような方がいるのか、教えてください。

私たちはOriHimeを使ってカフェで働く人々を「パイロット」と呼んでいます。オープン後は、およそ70名以上のOriHimeパイロット達と新たな働き方を開拓してきました。

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