スポーツの熱狂を自社の売上貢献につなげるためには、プロモーションを発表するタイミングなども重要になってくる。ドミノ・ピザは、「ラグビーワールドカップ2023 応援キャンペーン」と題して、29時までの営業を緊急発表した。その反響とそこに至った経緯について、同社CMOムリナル・シンハ氏に話を聞いた。
国内最大規模のシェアを誇る宅配ピザチェーン「ドミノ・ピザ」を展開するドミノ・ピザ ジャパンは、2023年9月13日に【緊急決定】と題したリリースを発表した。その内容は、4日後に行われるラグビーワールドカップのイングランド戦当日に東京4店舗、大阪1店舗を29時(翌朝5時)まで開店するというものだった。
また、スポーツ応援にて用いられる「ニッポン、チャチャチャ!」の手拍子にちなみ、日本代表の試合に合わせて9月10日・17日・18日・28日・29日、10月8日限定で「チャチャチャで888(パチパチパチ)円」キャンペーンを実施。デリバリーで通常1310円からのメニュー「マイドミノ」を、888円で提供した。「マイドミノ」は、自分好みのピザとサイドメニューを組み合わせてオリジナルの商品がつくれるサービス。この「マイドミノ」をキャンペーンの対象商品としたことで、さまざまなシチュエーションや人数、機会に合わせて幅広く対応することができ、売上拡大につながったのだという。
3日前の勝利が実施のきっかけに
このような思い切った施策に至った背景について、同社のCMOムリナル・シンハ氏はこう話す。
「今回のラグビー応援キャンペーンは、ラグビーワールドカップの試合を応援するサポーターの皆さまを、当社が提供するアツアツのピザで応援したいという思いから実施しました。ターゲットは、今回のラグビーワールドカップを応援されている全ての方々。ドミノ・ピザでは、メインのピザはもちろんのこと、ポテトフライやからあげなど、スポーツ観戦にぴったりなサイドメニューも取り揃えているため、より多くの方のニーズをとらえることができます。今回の施策も幅広い年代の方に楽しんで…