カカオと砂糖のみでつくるチョコレート店舗をブランド体感スペースとして捉えるスタッフ全員参加の研修も
小田急線代々木八幡駅を降りて山手通りを南に約5分歩くと見えてくるのがMinimal富ヶ谷本店。
カカオ豆の買い付けから加工、製造、販売までワンストップで行う「Beanto Bar」製法のMinimal初のチョコレート店として2014年に開店した。同地に店を構えた理由を代表の山下貴嗣氏は「周囲に富裕層や高感度の方々が多く、お菓子でも高級ショコラでもない我々のクラフトチョコレートとの親和性を感じました」と語る。
山下氏が店舗をつくる際もっともこだわったのは、スタッフがお客さまとどの位置からでも会話ができるよう、壁に沿って長く広くL字型カウンターを設置した点だ。
Minimalのチョコレートは、基本的にカカオと砂糖という最小限の材料でつくられ、チョコレートの国際品評会で8年連続、83もの賞を獲得している。そのカカオ本来の風味を体感してもらうため、店内では板チョコの一口試食を何種でも無料サービスしている。顧客がアイテムを希望すると、スタッフが刻まれた粒状のチョコが入ったボトルからピンセットでとり出して提供してくれる。「店舗の回転率を上げて効率的に接客する場としての役割よりも、試食も含めMinimalのチョコレートの世界観を体感してもらえる場所と考えています」(山下氏)。
またMinimalには、加入申込により様々な特典が付与される...
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