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リテールメディアの最新活用術

ファミリーマートのリテールメディアへの取り組み

速水大剛氏、松岡 豪氏(ゲート・ワン)

ファミリーマートは店頭に設置するデジタルサイネージを活用したメディア事業の展開に向け、伊藤忠商事と合弁で2021年9月にゲート・ワンを設立した。ファミリーマートにおけるリテールメディア事業について、ゲート・ワン 取締役 COOの速水大剛氏と社長室長の松岡豪氏に話を聞いた。

(左)
ゲート・ワン
取締役 COO
速水大剛氏

1972年生まれ。プライスウォーターハウス、グーグル ブランドソリューション営業本部統括部長、グレイワールドワイドCOO等を経て、2022年2月より現職。

(右)
ゲート・ワン
社長室長
松岡 豪氏

1988年生まれ。2012年に伊藤忠商事入社、2019年同社第8カンパニーを経て、2021年9月より現職。

日本最大級の生活動線上メディア

──ゲート・ワンについて教えてください。

速水:ゲート・ワンはファミリーマートと伊藤忠商事の合弁会社として、2021年9月に設立されました。ファミリーマートの店頭に設置するデジタルサイネージ「FamilyMartVision」のメディア事業を展開しています。

ファミリーマートは全国で約1万6600店舗を有し、1日あたり約1500万人の来店があります。日常生活動線上にある日本最大級のデジタルサイネージネットワークとして新しい収益の柱となることはもちろん、ファミリーマートへの商品開発やキャンペーンなどに還元し、新たなサイクルを生み出せればと思っています。

──「FamilyMartVision」の特長は。

松岡:42~46インチのスクリーンを3連結した圧倒的に高い視認性です。レジの上を中心に設置し、独自調査ではサイネージの認知率67.9%と高い数値を得ることができました。また、「FamilyMartVision」では店内数カ所にスピーカーを設置し、こういったサイネージは珍しく、オーディブルなメディアになっています。

「FamilyMartVision」は「ミタイ験の日常へ」ということをコンセプトとしており、生活者の「見たい」「知らなかった」という気持ちを刺激する、旬なエンタメ情報や、アート、ニュースなどの映像コンテンツを配信しています。スクリーンは...

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