
長いコロナ禍を経た今、人々は“移動”の喜びを再認識している。マイレージアプリ「Miles(マイルズ)」は、どの手段で移動したかをAIが判定。たまったマイルで買いものもできる。
イラスト/高田真弓
まだ、新型コロナウイルスの「第6波」への警戒は怠れないものの、僕らの日々の暮らしは着実にコロナ前の“日常”へと戻りつつある。
思えば、この2年近くにも及ぶコロナ禍の中、僕らは様々な制限を強いられてきた。マスク着用や三密回避などの感染対策に始まり、リモート出勤、会食の制限、スポーツやコンサート、演劇などのイベントは無観客や人数制限を課せられ、最悪の場合、中止に─。県境をまたぐ移動も自粛を求められ、海外はもとより国内旅行もご無沙汰になった。
それが、先の10月末にはワクチンの2回接種が全人口の7割に達するなど、感染状況が落ち着いてきたことから、それらの制限は緩和へ。飲食店は自治体の認証を受ければ通常営業が可能となり、大規模イベントの人数制限も1万人の上限が撤廃。観光支援事業「Go Toトラベル」も利用者にワクチン接種証明書の提示を求めるなどして、来年1月中旬以降に再開される予定である。まだ、マスクや...
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