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【新施設】
TBS、博報堂、博報堂DYMPの3社 事業所内保育所を共同で設置
TBSテレビ、博報堂、博報堂DYメディアパートナーズ(DYMP)の3社は4月1日、事業所内保育所「はなさかす保育園」を開園する。民放の在京キー局で事業所内保育所を設立するのは初めて。
開園とともに13人が入園する予定。定員は19人で、うち7人は地域枠。期中の復職者受け入れを含め、年間を通じて定員に近づく想定という。
対象は生後3カ月~2歳まで。開園時間は、平日は朝8時~夜7時(延長は夜10時まで)。また、土・日・祝日は朝9時~夜6時で、土・日の勤務時に、居住地で受け皿を見つけづらいというニーズに応えた。
保育料は、週5日、11時間以内の利用で月額6万円。延長料金は500円/30分、追加1日保育は4000円/日。
「はなさかす保育園」は、まちの研究所(東京・練馬)が運営する。同社は東京都内で5つの保育園を経営するナチュラルスマイルジャパン(東京・練馬)と共同で、子どもを中心とした街づくりを推進するシンクタンクを標榜する。両者の代表を務める松本理寿輝氏は博報堂出身という。
「はなさかす保育園」は、親子が園内で夕食をとれる施策など、テレビ局や広告会社の勤務形態に合わせたサービスが特徴。エントランスには、子どもの作品のほか、博報堂のクリエイターの作品なども掲示する。
TBSテレビ、博報堂、博報堂DYメディアパートナーズの3社による「ダイバーシティ(多様性)推進」の一環。博報堂、博報堂DYメディアパートナーズでは、新卒採用で女性が4割近くを占め、約30%が母親だという。病児保育のサポートや家事代行サポート、外部の専門窓口を設けた育児コンシェルジュ制度も敷いている。
3月13日に開いた開所式では、博報堂DYメディアパートナーズの矢嶋弘毅社長が、「デジタル化により時代が大きく変化する中、未来を切り開くためには社員が力を発揮できる環境づくりが不可欠。本保育園はそのための象徴的なアクションのひとつ」と話した。
また、博報堂の水島正幸社長は「もともと博報堂と、博報堂DYメディアパートナーズには一人ひとりの個性を尊重する『粒ぞろいより粒ちがい』という言葉がある。今後も、多様な社員が、最大限活躍できる職場を目指す。本保育園もそのひとつ」とコメントした。
【新店舗】
ダイソン、ヘアスタイリングサロン出店 購入前に製品体験できる機会に
ダイソン(東京・千代田)は3月16日、同社製品のヘアドライヤー「スーパーソニック」を用いてスタイリングサービスを提供する「ダイソンヘア」を、「そごう横浜店」(横浜市)1階の「ビューティーフロア」にオープンした。
3基のブロー台を設け、常駐スタイリストによるドライブローとスタイリングを行う。利用料金は無料。10分と30分の2つのコースがある。また、最大3週間、自宅で「スーパーソニック」を試せる、無料貸し出しサービスも実施する。
「スーパーソニック」は4万8600円(税込)〜という、いわゆる高価格帯製品だ。ダイソンは体験機会を増やすことに注力しているほか、購入への抵抗感を下げる月額利用プランを、昨年12月にスタートした。「スーパーソニック」の場合、月額料金1080円(税込)〜で利用することもできる。
「ダイソンヘア」は、「そごう横浜店」の「ビューティー・コスメフロア」改装に伴って出店した。
「そごう横浜店」は化粧品を展開する1階と地下1階を3月中旬から3段階に分けてリニューアルオープンする。売り場面積は1階、地下1階の合計で約4400平方メートル。化粧品のほか、ライフスタイル商材を充実させ、ヘアケア、サプリメント、健康食品、アロマオイル、美容機器など70ブランドを集めた。従来は売り場面積2800平方メートル、45ブランドだった。
改装終了後の、2019年度のビューティー・コスメ売り上げ目標は約84億円で、17年度比約130%への伸長を狙う。横浜地域はみなとみらいエリアの開発が進み、マンション建設や企業のオフィス進出が相次いでおり、「そごう横浜店」は需要増を見込む …