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オイシックスドット大地、中国へ有機栽培の日本米の輸出をスタート

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【海外市場】
オイシックスドット大地、中国へ有機栽培の日本米の輸出をスタート

食品宅配大手のオイシックスドット大地は11月21日、JA全農子会社JA全農インターナショナルと、有機栽培のコメを中国へ輸出すると発表した。12月に出荷を始める。有機栽培のコメの中国向け輸出は日本初という。

輸出量は当面、16トン(精米時)を予定。反響を見ながら輸出量を拡大する。食の安心安全へのニーズが強く、日本食の需要も高まる中国での市場拡大を目指す。

輸出するのは、北海道産・有機栽培の「ななつぼし」2キログラム。日本産米の中国向け輸出では、植物検疫条件により、中国側が認可した指定登録施設で精米・くん蒸などを施したコメのみ輸出できるため、有機米としての流通ではない。

販売は、北京を中心に有機農産物の宅配事業を展開する「正谷(北京)農業発展有限公司」が担当する。価格は1キログラムあたり100元(1700円)程度とする予定。

オイシックスドット大地は、仕入れ先の拡大と商品開発の拡充を目的として、同社の独自の安全基準「Oisix基準」を満たし、安定的な商品の供給ができる地域農協など、農協関連団体との取引拡大を図っている。ことし1月~7月は前年比で取引額が2倍以上となった。

また、同社はことし9月、中国法人「上海愛宜食食品貿易有限公司」を設立、年内に上海にて食品宅配サービスを始める予定。海外事業ではほかに、2012年11月、大地を守る会(合併前)と中国農村部の貧困問題に取り組むNGO「北京富平(フーピン)学校」が合併会社「北京富平創源農業科技発展有限責任公司」を設立。2013年5月から、天津近郊の自社農場で栽培した有機・減農薬野菜を、北京市中心部の消費者へ配送するサービスを行っている。

国内生産者が持つ流通の課題 ヤマト運輸と物流網の構築へ

オイシックスドット大地は11月17日、ヤマト運輸とことし10月から、生産者が抱える農産品物流が持つ課題の解決を目的とした共同研究「ベジネコプロジェクト」を開始したと発表した。

オイシックスドット大地の持つ2700人の契約農家ネットワークと、ヤマト運輸の輸送ネットワークを組み合わせ、生産者が個別に手配する輸送手段を統合する。ヤマト運輸の全国約4000カ所の営業所を活用し、安定的で効率のいい物流の構築を目指す。

ヤマト運輸の物流ターミナルからオイシックスドット大地の物流センターへ、必要な農産物を必要なタイミングで一括納品する仕組みを用意。倉庫への配送や倉庫内作業の効率を高め、より新鮮な状態で消費者への商品配送を実施できるようにする。

ことし10月には、消費地からの距離が遠く、農産品物流の課題解決に取り組む山形県の生産者の協力を受け、フィールドワークを始めた。新たな輸送方式についても、テスト運用を実施している。

来年1月には宮崎県でもテスト運用を実施する予定。「ベジネコ」プロジェクトは、両社以外の農産品にかかわる企業も参画できる取り組みとして、生産者の販路拡大のための支援へつなげる。

食料需給や購買活動が変化する中、生産者は市場や小売店などへの納品といった物流の手配を個別で行っていた。しかし近年の物流業界におけるドライバー不足などの影響から、輸送会社を見つけるのが大変だったり、遠隔地に納品できないために商圏を広げられなかったり、配送にかかる事務作業で農作業に集中できなかったり、といった課題があった。

【Eコマース】
EC購入のサイズ不安を解消 専用の採寸用ボディスーツを配布

ファッションネットモール「ZOZOTOWN」運営のスタートトゥデイは11月22日、プライベートブランド(自主企画、PB)「ZOZO(ゾゾ)」を発売することを発表した。11月末から展開を始める。

PB発売に伴い、採寸用ボディスーツ「ZOZOSUIT(ゾゾスーツ)」無料配布の予約受付も始めた。別途、送料200円がかかる。配布は11月末から。

「ZOZOSUIT」は、スタートトゥデイがニュージーランドのソフトセンサー開発企業 ストレッチセンス(StretchSense)と共同開発した、伸縮センサー内蔵の採寸用ボディースーツ。上半身用と下半身用の、身体にフィットするスーツがセットになっている。スマートフォンとBluetooth通信で接続して、人体のあらゆる箇所の寸法を計測し、データをスマートフォン向けアプリ「ZOZOTOWNアプリ」に保存できる。

スタートトゥデイは、ファッションネットモール「ZOZOTOWN」で、利用者が計測した体型データを活用し、ファッションEコマース利用時のハードルとなる「サイズが合わないことへの不安」解消を目指す。また商品検索機能やレコメンド機能の拡充にも利用する。

【Eコマース】
KDDI、中国向け越境EC企業と資本・業務提携

KDDIは11月22日、海外市場向けEコマース(越境EC)プラットフォームを運営するインアゴーラ(東京・港)と資本・業務提携に関する契約を締結したと発表した ...

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