プロ、アマ問わず競うコピーバトル、C-1グランプリ。今回審査にあたってくれたのは、なかなか実家へ帰らない渡邊千佳さん(電通)と、そのお父さん的存在、副田高行さん(副田デザイン制作所)。お二人が選んだコピーとは!?
出題テーマ「実家に帰らなきゃ」と思えるコピー
やはり多かった方向性は、田舎、家族…きもちに訴える、エモーショナルなもの。だからこそ光ったのは「ジーン…いいねぇ」と沁みる間もなく「そ、それは帰らなきゃ~」とふたりで眉間をおさえたもの。ひと笑いさせてから、家路に考えを巡らせる。小気味良いグランプリでした。
そして、出題でも書かせていただきました、どまんなかターゲットである渡邊が実家に追いたてられたか、否か、ですが。「実家に帰らなきゃ」コピーをみて悶々としているところに、偶然、実家ちかくの会社のお仕事をいただきました。(山梨の富士の麓という、ニッチなところに…)というわけで、来週には出張がてらの帰省です。意外な展開に縁があった果て、あの副田さんとこうして考えさせていただける奇跡のなか、またまたナナメ上な展開が。コピーの神様、ありがとうございます。(渡邊)
グランプリ
地元では、死んだことになっているらしい。
松本宏昭
(エン・ジャパン)
実体験をもとにしたコピーです。やはり「事実」から生まれるコピーは強いのですね。地元のみんな、グランプリ取ったぞ!おれ、生きてるぞ!
準グランプリ 渡邊千佳賞
あなたが、ごはんを、おいしくする。
髙木守
(電通)