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「企業リスクと広報対応」10年史

「誤報認めるも訂正なし」「匿名取材の約束を反故に」… 広報が出会ったとんでもない記者たち

数字や肩書きの間違いのほか、ニュアンスのちょっとした違いや見出し、映像構成などで報道がマイナス効果をもたらすことも。広報担当者が失敗から学んだ、誤報対策とは─?

前後の話をカット、不適切発言に

広報会議では2010年3月号で「不本意報道・誤報対策」について特集。これまで経験した誤報について、匿名で語ってもらった。

「以前にテレビの報道で恐ろしい目に遭ったことがあります」と話すのは、メーカー広報のIさん(仮名)だ。

「トップが講演会で話しているところにある番組が取材に来ました。後日、その番組ではあるテーマのもと、その講演から発言の一部を使ったのですが、それが思いもよらぬ内容として放送されてしまいました。前後の話をきちんと聞けばまったく問題のない発言なのですが、テレビで放映されたのは、聞きようによっては不適切とも取れてしまう内容だったのです」。

「放映後、当社にクレームが来て、ネットにも書かれました。すぐにトップに事態を報告したところ、『これは私の失言。クレームに対してはひたすら謝りなさい』と …

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