プロモーションや地域振興など、目的に応じた企業や行政団体によるキャラクター活用事例と、その裏側にあるヒットを生み出すポイントについて、キャラクタープロモーションの第一人者・野澤智行氏が解説します。
スマホ画像認識アプリと連動させた「ご当地キャラクター名刺」を配布。
キッズやファミリー層のコレクション意欲を刺激し、盛況だった。
賑わい創出のための手作りイベント
今回は実行委員として関わった、5月18日開催の船橋市場開設45周年記念大会「船橋市場だョ!全員集合」を紹介する。船橋市場は、取扱数量の減少などで今年4月から地方卸売市場への転換を余儀なくされた。農林水産省から船橋市に管轄が移り、昨年7月から船橋市長が松戸徹氏に変わったこともあり、新たな取り組みが急務であった。
船橋市場の賑わい創出と注目度アップ、市場従業者の意識改革を目的に、全国からヒトやモノが集まる市場を象徴するイベントとして、野菜や魚の販売、ご当地グルメ屋台、地元YOSAKOIソーラン&吹奏楽団ライブ、市立船橋高校と千葉ジェッツの「サッカー・バスケットボールクリニック」などの各種企画が用意された。
そして、昨年8月の「ご当地キャラ総選挙」決勝大会で「TOP of ご当地キャラ」に輝き、今年4月には船橋市人口約61万8千人を上回るツイッターのフォロワー数を獲得したふなっしーを船橋の顔として立てよう、PRIDEなどでおなじみの国際派レフェリーで、キッズ向け放課後スクールを経営する船橋市在住の島田裕二氏にも手伝ってもらおう、ということで、「ご当地キャラ大集合!プロレスバトル!」が発案された。
昨年12月25日、ふなっしーがサンタに扮して船橋市内の保育園を訪問した「ふなサンタ」でのフリーペーパー『MyFuna』山崎健太朗編集長との出会いが契機となって、 ...