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ベンチャー広報立ち上げ記

オンライン教育のスクー、コンテンツ通じてPR

スクー

ベンチャーの事業成長を促し、社内の一体感醸成にも大きな役割を果たす広報。その立ち上げに密着し、戦略やベンチャーならではのやりがいと苦労を聞きます。今回は、オンライン教育プラットフォームのスクーを取材しました。

教育について同じ志を持っていたことで、森健志郎社長と意気投合し入社を決めた広報担当の田中伶氏(左)。

全世界に向けて無料で「生放送」

2011年10月設立のスクーは、さまざまな授業を生放送でネット配信する「schoo WEB-campus」の運営会社。利用者は10代から90代の男女と幅広く、無料と有料がある会員数は現在約6万人、有料会員(月額525円)の会費が主な収入源となる。

受講者は全員実名登録、放送中は講師とチャットによる質疑応答が可能で、授業後は「宿題」が出されるなど、かつて誰もが経験した学校のリアリティあるスタイルが特徴だ。簡単なウェブサイト登録を済ませるだけで受講できる本サービスの無料会員は生放送と月1コマの録画授業のみ視聴可能で、有料会員の特典は“録画授業が見放題”になる。

スクーには昨年まで広報担当が不在だった。メディア対応は代表の森健志郎氏がすべて行っていたが、1月から以前講師としてスクーの「教壇」に立った経験もある田中伶氏が広報担当として採用された。

スクーに入社する前は、東京と大阪に拠点を置く大学生向けの有料キャリア支援サービスを手がけていた田中氏。ネット環境さえ整っていれば、老若男女問わず世界中に情報発信できる教育プラットフォームの可能性と、「世の中から卒業をなくす」というスクーの企業理念に共感したという。

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