いまや多くの企業がプロモーションに活用している電車内ビジョン。ここ数年で動画の質は上がり、テレビCMをそのまま流すのではなく、専用にコンテンツを制作し、よりメディア効果を高めている企業も増えている。ここでは、2014年に放映されたもののなかから、特に目立った事例を紹介する。
オリジナルの美容情報を週替わりで放映
コーセーは、季節や時期に合わせ、オリジナルの美容情報コンテンツ「美人のヒミツ!」を放映している。
動画は、ナビゲーター役の女優桐谷美玲さんの問いかけからはじまり、健康や美容の視点から、「女性のキレイを叶える」情報を紹介。内容は週がわりで更新している。
「美人のヒミツ!」は、2012年4月からスタートし、14年4月にリニューアルされた。同時に、同社が制作したウェブサイト上での展開も開始した。
COMMENT
視聴者を飽きさせないよう、週代わりで美容に関するトリビア的情報に加え、ランキングデータ、クイズ、季節性などバリエーションに配慮して放映しています。商品にも、ひもづく内容にすることで、より訴求商品との関連性を強化しています。14年より、ウェブとコンテンツを連動し、ターゲットの接点を増加させるとともに車内での見逃し視聴にも対応しました。調査からは、「好感」「親しみ」「商品に興味を持った」など、企業イメージや商品への興味関心向上に寄与している結果が出ています。車両ビジョンは他マスメディアの補完メディアとして効果が期待できるため、今後も継続する方向です(コーセー宣伝部 宣伝企画・PR課 三島 典氏)。
コーセー/「美人のヒミツ!」 | |
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展開媒体 | 東京メトロ、京王井の頭線 |
掲出期間 | 2012年4月~ |
秒数 | 番組60秒+(CM15秒×2) |
紫外線指数を絡め商品機能を訴求
P&Gは、「パンテーン」の商品広告 …