1990年の初出店から33年、コロナ禍における出店戦略の成功もあり、カラオケ業界において店舗数と売上高の大幅な伸長を続ける「カラオケまねきねこ」。今や、全国で出店していないのはわずかに数県だけ。店舗によって料金が異なるという、カラオケ業界の価格設定とは?同カラオケチェーンを運営するコシダカホールディングス 執行役員・経営企画室長の田中恵氏に話を聞いた。
ラーメン店からカラオケ店へ 居抜き出店で大幅成長
「カラオケまねきねこ」を運営するコシダカホールディングスがその前身となるカラオケ店「オイコット」を出店したのは、1990年8月のこと。その3年後にブランド名を現在の「まねきねこ」に変更した。現在の名前となってからは、郊外のロードサイド店舗の居抜きを主体に出店を進めてきた。いまでは、都市部にも建築出店を進め、総店舗数は640店にもおよぶ。
同社がカラオケチェーンのブランド展開を始めた経緯について、コシダカホールディングス 経営企画室長の田中恵氏は、次のように説明する。「『カラオケまねきねこ』の発祥は、実は現社長のお父さんが…
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