デジタルからテレビをはじめとするマスメディア、さらには店頭行動までがデータで一本につながるようになったことで、メディア投資戦略にイノベーションを起こすような新たな取り組みが始まっています。本連載では、企業・メディア・広告会社に多面的な取材を行う中で、マーケティング・コミュニケーションの未来を探っていきます。今回は、「電動化技術」と「運転支援技術」の2大技術を軸に革新を続ける日産自動車からブランド&メディア戦略部シニアマネージャーの松村 眞依子氏、TBWA\HAKUHODOからNissan Unitedの関谷俊博氏を迎え、日産自動車のメディア投資戦略について聞きます。
編集協力:博報堂DYメディアパートナーズ
ブランドの持続的な成長に必要な「心を動かす」と「ROIを動かす」の両輪
――日産自動車としてのマーケティング戦略の方向性と、そのなかで松村さんが担っている役割について教えてください。
松村:私たち、日産自動車には創立90周年を迎え、「他のやらぬことを、やる」という精神のもと...
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