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「知る」と「買う」の間にあるものとは何か?

消費者の購買心理を紐解く!「知覚リスク」を捉えたコミュニケーションを

吉井健氏(大妻女子大学)

情報探索手段や購買チャネルが多様化したいま、消費者はどのような購買行動をとっているのか。企業が把握すべき消費者行動と心理について、大妻女子大学の吉井健教授が解説する。

「知る」と「買う」の間にある「知覚リスク」を捉える

消費者が初めて商品やサービスを知ってから実際に手に取るまで、どのような心理面での変化が起きているのでしょうか。ここでは、消費者の心理と行動の傾向に着目し、解説していきたいと思います。

商品を認識した段階で興味を持ち、「関与度が高い」人は、より「商品に対する不安を感じやすい」と言われています。そうした人々は、不安を解消するために情報探索を積極的に行う傾向があります。

このような、消費者が購買に際して認識する不安やマイナスに感じる主観的な感覚のことを「知覚リスク」と呼びます。アパレルアイテムを例に挙げると、大きく6つのリスクに ...

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