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広告界の新しい「社交場」

接待は目的ありきでなく お互いを知るためのコミュニケーション

中島 好美氏(事業構想大学院大学)

国をあげた「働き方改革」のほか、ダイバーシティ経営が推進されるなか、女性の活躍の場も広がっている。こうした環境変化は、勤務時間外の「接待」をどのように変えているのだろうか。接待・被接待の経験、さらに広告主側・広告会社側どちらも勤務経験があり、現在はヤマハなどで社外取締役を務める中島好美氏にその考えを聞いた。

事業構想大学院大学 客員教授 中島好美氏
ヤマハ、イオンフィナンシャルサービス、アルバック、JR貨物の社外取締役を務めている。みずほ信託銀行で社会人としてのスタートをきり、外資系化粧品会社、広告会社、マーケティング、営業のキャリアを積んだ後、シティバンク銀行、ソシエテジェネラル証券の経営職を経て、2002年よりアメリカン・エキスプレス・インターナショナルの副社長として日本市場でのビジネス拡大をけん引。シンガポールの社長に就任。2016年アメリカン・エキスプレス・インターナショナル上席副社長、アメリカン・エキスプレス・ジャパン社長を退任。

接待で仕事はとれない!長期的に考えて人脈をつくるべし

東京商工リサーチによる2019年3月期決算上場企業の女性役員比率調査では、役員のうち女性の割合は未だ4.9%にとどまっている。日本は、まだまだ男性社会と言えるのではないだろうか。

※東京商工リサーチ「2019年3月期決算上場企業2,316社『女性役員比率』調査

そのような中において、中島好美氏は女性役員として活躍してきた。銀行や証券会社を経て、アメリカン・エキスプレス・インターナショナルに入社、シンガポール社長、アメリカン・エキスプレス・ジャパン代表取締役社長などを務め、現在はヤマハやイオンフィナンシャルサービスなどの社外取締役を務める。アメリカン・エキスプレス・インターナショナルに移籍する前は、電通ワンダーマン(現:電通ダイレクトマーケティング)に勤務した経験も …

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