リリースから2年で急成長ユーザー層も多様に広がる
月間アクティブユーザー数が950万人を超えるショートムービーアプリ「TikTok」。2017年のリリース以来、急成長を遂げてきた。リリース当初は、いわゆるデジタルネイティブ世代がアーリーアダプター的に活用していたが、最近ではユーザー層もコンテンツ内容も共に多様化してきている。
「TikTok」の特徴について、副社長の西田真樹氏は「縦型15秒動画×音楽」、運営方法の2点を挙げる。中でも「コミュニティの運営方法に独自性がある」と言い、リリース直後からコミュニティ運営の専門チームを立ち上げ。さらに「TikTok」は日本を含む世界中にオフィスを構えているが、国別にコミュニティ運営チームをつくっている。
またアプリリリースと同時期に広告を始めとする、マネタイズのチームも垂直立ち上げする点に「TikTok」の戦略の特徴がある。2018年7月には純広告、10月からは運用型広告のテスト配信を開始するなど、企業にとってのマーケティングの場としての活用も提案してきた。
「TikTok」は新しいプラットフォームだけに活用法を模索する企業も多い。そこで企業やブランドの課題を解決するための専門チーム「X Design Center」を立ち上げ、戦略策定からクリエイティブまで支援もしている …
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