顧客の"業務ニーズ"に合わせ柔軟な姿勢で課題を解決
「Marketing is Science」を標ぼうするシャノンは2000年8月に当時、慶應義塾大学理工学部に在籍していた中村健一郎氏が学生起業で設立した会社だ。設立当初に、大手企業が主催する展示会の申し込みと入場者管理をオンラインで行う業務システムの開発を受注したことから、事業内容のスコープが定まっていく。当時、開発したシステムが他社にも導入されるようになり以後、展示会やイベントの支援業務に注力することになる。
転機が訪れたのは2005年頃、あるクライアントから展示会やイベントはマーケティング活動の一環として行っていると聞かされた。それまでもクライアントの業務支援を行ってきた中村氏だが、彼らの目的が会場を訪れる人々のデータ収集にあることを知り、当時国内ではまだ誰も開発していなかったマーケティングオートメーション(以下、MA)の開発に取り組んだ …
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